鋼管杭工法
工法の概要
建物を支えることのできる地層(支持地盤)が深い部分(深度8m以上)にある場合に用いられる工法で、製品化された既製杭を用いるため、非常に信頼性の高い工法です。
長さ2m程度、直径10~16.5cm程度の炭素鋼鋼管の先端に羽根(スパイラルフィン)を取り付け、溶接によって鋼管を継ぎ足しながら、支持地盤に達するまで回転・圧入します。
施工方法
- 鋼管杭の先端に羽根(スパイラルフィン)を溶接し、杭打ち機にセットします。
- 基礎の下になる部分に、垂直を保ちながら回転・圧入します。
- 圧入した杭の上端が地面近くまできたら、新しい鋼管を溶接にて継ぎ足します。
- 先端が支持地盤に達するまで2.と3.を繰り返します。
- 杭の上端を所定の高さで切断し、フタを溶接するか、または設計条件に応じて鉄筋の付いた円盤を取り付けます。
メリットとデメリット
- メリット
- 品質が保証された既製杭を使用するため信頼性が高い。
- 打撃を伴わないため、振動や騒音が少ない。
- 小型の施工機械を使用することで、狭小地でも施工できる。
- 残土がほとんど発生せず、水やセメントを使わないために現場が汚れない。
- 強度発現までの養生期間が不要なので、工期が短縮できる。
- デメリット
- 杭の断面積が小さいため、他の工法に比べ、より強固な支持層が必要。
- 大きな石やガラなどが地中に多く混入していると施工が困難になる。



